カメラを持って行きたい、とのこと。
腕時計を失くして来た前科があり、
その腕時計よりも高価なデジカメを持たせて
失くされるのも嫌なので、
使い捨てカメラを持たせようと思っていました。
しかし良く考えてみると、
使い捨てカメラ代+現像/プリント代で2,000円くらいはかかる(?)。
それならば、中古のデジタルカメラならば買えるかな?
と、いうことで近所のジャンク屋へ。
そこそこ最近のデジカメは5,000円くらいからの品揃え。
う〜ん、もっと安いモノはないのか?
と半ジャンク品コーナーにまわると
2,000円前後からのモノがありました。
流石に半ジャンク品ということで、
撮影、再生は確認済だが、専用充電池の寿命は???
というモノが多かったのですが、
そのなかに乾電池も使える仕様のモノを発見!
乾電池での撮影、再生は確認済みというモノです。
液晶モニターが小さいだの文句を言っていましたが、
お買い上げ。1,980円でした。
モノは【EPSON(エプソン) L-410】。
※製品仕様はこちら(エプソンHP 製品仕様バックナンバー)。
クリーニング済みだとは思うのですが、
外観に目立った傷などは無く、美品。
1.5型の液晶モニターは確かに小さいですが、
407万画素のCCD、光学3倍ズームなど、
スナップ写真撮影のためのデジカメとしては十分な機能です。
単三アルカリ乾電池2本を入れて、機能確認!
おっ! 撮影&再生可能です。
メモリーカードは手持ちの2GBのmicroSDカード+アダプタが
使用可能でした。
ズームも動くし、フラッシュも発光しました。
掘り出しモノか!?
と、思っていると電池切れ!!
いくらなんでも早すぎ・・・
電池を取り出して、テスターで電圧を測ってみると
1.47Vあります。
???
電池が消耗しているわけでは無さそうです。
となると、怪しいのは電池接片。
精密ドライバー(マイナス)で接片を起こしてから、
同じ乾電池を入れて再起動・・・
おっ! 動いた!
接触不良ですか。
電池接片のマイナス側、中央の黒いところは
テスターで当たってみると絶縁体でした。
これが少し凸っているので、上手く電池と接触しないのかな?
ググッてみると、
「左脳右脳カメラ工房」さんのこの記事
「L410電源強化」にて、
電極のバネを強くしたり、
電池蓋側の電極を銅の板に交換したりして、
電池との接触を改善するだけで撮影可能枚数が増えた
とのこと。
これか!
薄い銅板を使って、同じように加工&取り付け。

接触不良は無くなったハズですが、
肝心の乾電池の持ちの方は未確認。
念のため、予備の乾電池を多く持たせます。
エネループを利用すると多くの単三電池デジカメではかなり持ちや安定性は改善されるのですが、NiMHの電圧チェックが甘く容量の半分程度しか撮影できなかったりもします。
このへんは微妙なのですが、ジャンク品として店頭に出ている単三デジカメの大半はチェック時にへたった単三またはアルカリじゃない単三、エネループじゃない充電池などでテストされているようで穴場でもあるのですが…
子供さんに持たせるのは完全新品の単三を複数か、エネループ満充電をお勧めしたいところではあります。紛失前提なら前者ですが、安定動作なら後者です。
本題とは関係ないのですが、個人的に子供が高価な品物を紛失するケースはだいたいグループの親玉みたいな子供が取り上げたりするんですよね。あと手癖の悪い子とかが近くにいるとかで。気のせいならいいんですけれど。(気分を悪くされたら申し訳ないです)